自由研究 プリキュア一気見実況書留

ニートでする事ないからプリキュアを初代から全部みます。プリキュアって1年やっても49話なんで、あーじゃあ2日で見れるじゃん!ということで。ほんとに暇なんですね。

開始日6/20

ふたりはプリキュア

1〜3話もう記憶にない!導入会だからしゃーない!

4話 ダ・ヴィンチ、マネ、ドバ、ルノワールを貯蔵してる博物館に社会科見学で行くらしいです。いいな、。淫獣2匹は100年前に来たかもしれんことが判明!

5話 カブキちゃんクビ回です。それにしてもサブタイがマジヤバ!捨て身のピーサードはギャルマインドがすぎる。

6話 ピーサードは首になり新しい敵役になります。好みじゃないのでよく覚えてないです!遠くに行ってたけど交通費は誰持ちなんだい?

7話 なぎさは絶対帰ってくる!という信頼。俺にないもののひとつですね……

8話 とりあえず喧嘩!プリキュアと言ったら喧嘩ですからね。あんたなんか友達じゃない!という語気の強さには5の凛を…そっちの方が酷いか

ここで苗字呼びから名前呼びになります!激アツ!

9話 俺ずっと思ってたんすけどメップルキモすぎるだろ!救ってもらう立場なんやからもっとしゃんとせい!ダボ!

10話 ほのかの誕生日、両親襲来___。強盗に襲われた上に敵まで来るとか運ないですね!それでも最高の誕生日なったらしいんで良かったです。

11話 水族館にいきたい!(無茶ぶり)案の定襲われます。弟の危篤もあって絶対に許さない""となぎさ覚醒!必殺技は変わりませんが、2人の手がより固く結ばれることで威力も上がるみたいです。いいですね。

12話 ゴリマッチョはクビになり代わりにえっちなお姉さんが来ます。ここでほのか覚醒!

13話 流し見してて記憶無

14話 ほのか頭良すぎだろーこんなんノーベル賞とっちゃわないか!?

15話 なぎさの父親子安で草。子安のオヤジギャグが聞けるのはここだけ

16話 今のとこダントツのおもろ回

割とトラウマ回でもありそう。てか謎の落書き怖いが。ノイローゼかと思うじゃん。

貴方たちには分からないわよね、マドンナと呼ばれる者の苦労が……←おまえにはプリキュアの苦労がわかるんか????

17話 こちらもおもしろい!エチエチおネーサンと生意気美少年の弟、なんてことだ……。

弟くん、綾波タイプなので少し痛いですが、ほのかに感情を教えてもらってウキウキです。にしてもこの量の作物を……人を雇え!

18話 弟が部活でファールした後の😁🤨😡の顔の切り替えがかわちい!萌えキャラすぎる。お姉様を鏡に叩きつける際のあの動きどうなったんだ!?いつどこでそんな……今回もかなり面白かったです!弟萌

19話 メッカス征伐回や!!このボケカスメップルは早くクビになればええんや!声も相まってホンマにキモイ!こんなふざけた奴らにまけて敵さんも可哀想

20話  渚が部活中に前回の話を振り返る!みたいなの天才すぎる。弟くん死なないで欲しい…可愛すぎる

21話 ウッ…キリヤきゅん………プリキュアをすることはこの世界を守ることに繋がりますが…この泣いてるだけの淫獣を守る価値はありますか…?あとなんやあの胸熱ソング!やってらんない! 

22話 犬にキュー太郎とかセンス無さすぎる!

 と思ってたら犬が喋りだして草。賢すぎ犬回

23話 激強ハゲと衝突!23話にしてこんなに苦戦して大丈夫か…?

24/25話 なんかまたへんな陰獣増えて草

 26話 サブタイがさよならメップルミップル!?やだー!で死ぬ。やだーて。

倒れたブラックの上にのされそうになったホワイトが空中で突如大回転し起動を逸らしたのには涙が止まりませんでした。光の園が戻った!?あと12話なにやるんや…?別れの時のメッカスバカキモくて笑っちゃいましたわ!二度と出てくるなよ!なんかすぐ戻ってきて草。馬鹿がよ。

27話   ラスボス最後地球に大射精したらしくてバカ笑った。地球レイプされちゃってる!ほんでまたバカウザ淫獣回

28話エンディングのヴィランズが懐かしいぜー…。みんないいキャラしてたのによ(20話程度で全員退場)

29話  夏休み終わり!続々と新敵が集合してる

30話 陰獣イライラ回。ポポじゃない!口を閉じろ!

31話 最近は学校生活どころじゃなくて悲しいですね🥲

32話 ずっとポルン回で泣いちゃうけど…女児アニメをみてイライラしてる無職成人女性…

33話 脚本グダってないかぁ!?というとこできましたモブ回。試合で失敗して悩んでる女にじゃあ辞めちゃえば!?は強すぎる。

34.35 淫獣イライラ回

36話 イライラしていましたがら新しい必殺技バカかっこよくて草。撃つ前に手の疼きを描写するのずるい。少年漫画の手法や。

あと13話➕初代の感想は次描きます。息抜きにTRICK見る故…こちらも感想書いてこうかな

映画館で耳をすませばを見ました

シアタス調布で耳をすませばが9日間限定で、しかもOn your markと同時公開ということで、電車で片道約2時間ですが、行ってきました。

 

ジブリ作品を映画館で見れる機会がまず貴重なので、それだけで行きたくはありましたが、ひとつ大きな問題があって、私は耳をすませばを鬱映画だと思ってるんですね。だから映画館でみたら気絶してしまわないかということでかなり葛藤があって、即決で行く!とはならなかったんですけど、知り合いを誘う事で何とかいけることになりました。あとからこんな鬱映画を誰かと見ていいわけないだろ!?と正気に返り前日まで憂鬱だったんですけどね。

 

結果としては鬱!死ぬ!ということは無かったけど、心臓に悪いので機会があっても行くことはないかもしれないですね。

何故鬱映画だと思っているのかということなんですけども、簡単に言えば青春コンプレックスですね。ジブリの教科書にも、何気ないことがいちばん有り難いんだということを描こうとしたとありますが本当にその通りで、全てがリアルで生々しいんですよね。例えば通学路も、横断歩道でもなんでもないところを渡って、小道のような所を登っていくんですけど、そのシーンを描くに当たっての真偽は置いといて、私の地元では高学年だけ知ってる(使っていい)近道とかあったなーってひとつのポイントから過去の学生生活のことがポンポン連想されるんですよね。雫の悩みもとてもわかる、けれど雫のように路線変更して真っ当な道を歩いた訳ではなく、気付いているのに放置してしまった人間なので刺さりまくるんです。そういう意味では私は本当に子供で、だから同じく子供の雫の刹那的に露見する激情がよく分かるというか。大きな違いと言えば私は月島雫ではなく、天沢聖司も居ないということですね(鬱ポイント)

あと、いちばん辛いのは「明日」の存在を明確にしていることでしょうね。特に辛かったのはエンドロールで、画面上には時間とともに様々な道行く人が描かれ、本当になんて事のない毎日なのです。その中で微かな変化があり、それが連なっていくこと、それこそが明日の概念というか。その存在を迎えたくない私にとってそれはとても残酷なことなのです。鈴村と雫の親友(名前忘れちゃいました)が一緒に待ち合わせしているシーンなど見たい気持ちはあったのに、本当に目線を上に持っていくのが辛くて、ただ流れてく名前を見てました。

今帰りの電車でこれ書いてるんですけど、構成がめちゃくちゃだ……とりあえず覚えてる映画の感想ポンポコ書きますね。

シアタス調布というところで再上映してたんですけど、耳をすませばのロケ地が多摩で本当に近くなんですよね。行きに調布乗り過ごしてしまったせいでおそらく多摩川であろうものが見えたのと、京王線に乗ったのですが劇中にも出てきたり、他にも見覚えのある建物が出てくるので、だいぶ親近感が湧きました。だからシアタス調布でやったんでしょうね。気づきませんでした。

あとこれは意外な感覚なんですけど、映画館で見た方が没入感が低い映画でした。金曜ロードショーでやるとき毎回見ているのですが、テレビにかじりつくように見ているんですね。こちらから世界に入ろうと必死なので、細かいところにめが向かないんですかね。世界観だけでいえばテレビの方がいいのかなと思います。

バカデカスクリーンで見ると、ハイライトや影の指示線って言うんですか?がはっきり見えるんですよね。まずそれに感動しました。

没入感が低いと思う理由もそこで、ほんとに細かいところを見てしまうんですよね。一つ一つの動作がとても大きく見えるので、そこをまず気にしてしまうというか。

日本人の皆さんならあの生々しさはわざわざ言葉にしなくても分かると思うんですけど、そのリンクと一緒に私はこれとは違う…という気分になってくるんですね。私は中学生が本当に人生のピークで、だからこそ普通に生活している雫達を見ているだけで眩しく感じるし、彼等はこれからもなんてことない毎日(つまり1番尊く美しい日々)を送るわけでしょうが、私だって当時はそう思っていました。ですが今このザマなので本当に苦しいわけです。私はこうはならない……という1種の自己防衛が発動して、映画の世界を拒絶してしまうんですね。どこからかな、雫が小説を書き始めたシーン当たりから早く終われコールをしていました。

あと関係ないんですけど、私は天沢聖司ストーカー説が大好きでそこは微笑ましかったです。私に天沢聖司はいないけど。

彼が雫のどこを好きになったかはぼかされていますが、決して雫の理解のある彼くんなんかでは無いので、何らかしらのきっかけはあると思います。劇中では雫が天沢聖司に触発されてという話でしたが、逆もあったでしょうし、だからこそ雫は自転車を一緒に押すし、本当の意味でお互いに理解のある関係になったんでしょうね。それが中学生でいうと、結婚しよう!なんだと。

 

あとはー……お姉ちゃんの存在とかね。傍から見ると正論だけどイライラするのとかわかりますね。

私は雫が鉱脈でバロンに本物を探せ!と言われて本物の宝石を探すシーンが好きなんですが、あれは自分が輝くものだと思っていた才能🟰宝石が鳥の死骸(ゴミ)だったという事ですよね。Dead or Aliveというか、両極端で情緒不安定な感じ心当たりしかないですよね。私には理解のある両親も素敵な骨董屋もパートナーの天沢聖司もいませんでしたが。でもそれに変えられるものが皆あるということですよね。ここまでドラマティックなものではなくても、一人一人持っていて、だからこんなに心に来るんですよね。

 

私が月島雫になれなかったのは上記の人達がいなかったせいではなくて、確実に私のせいで、雫父の普通じゃない生きかたをするのはとても辛いことなんだという言葉が刺さりますよね。

私のなんてことない日々もまだまだ続くので、後から慈しみをもてたらいいなと思います。おもうだけですが。

 

その他

 

On your mark

大した事前情報無し(ジブリの教科書のみ)でみたらほんとうにわからなかったですね。ループ?するのはどういう意味だと思う?と同行人に聞きました。聞いただけですが。

物販に並んでいたら後ろのネキ達が考察をしていたのでヒヤヒヤしました。まだ私だけの解釈をたのしみたいです。

 

あと、入退場するところに、鈴木敏夫のメッセージみたいなものがあったんですが(↓これ)

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それに宮崎駿のメッセージみようぜ!って言った人にあれ鈴木敏夫だし。鈴木敏夫も知らないのに見にくるとか…と言いかけて(本当に言った)俺可愛くねーー!!!!!となりました。

 

 

 

家に着いたので、終わりです。

 

少女革命ウテナの好きなキャラ理論①

考察とかは俺がしなくてもさ笑皆してるからさ笑

ウテナのキャラクターのここが好きって話しようぜ!!なあ!!

 

私は誰が好き?と聞かれたら有栖川樹璃と即答しますが、七実様もワカメも暁生も御影草時も若葉も大好きなんです〜でも好きの種類が違う、私の中の少女革命ウテナというアニメを象徴するような女が有栖川樹璃なので、だから彼女なのかもしれない。皆さんもそうじゃないですか?ウテナワールドにどっぷりな人はキャラクターに心酔してる人が多いと思ってます。ウテナは1種のキャラ萌えアニメだと思ってるので。ウテナ好きな人と会ったことないから話したこともないけど…(……)

 

天井ウテナ

 

嫌いでは無いけど好きでは……ないです(え!?)

いやほんとに嫌いでは無い……キャラデザも大好きですが、王子様気取りがちょっとしんどい、私は若葉が大好きでかなり感情移入してたんですよね。だから黒薔薇編もアーッ!ってなりながら見ていたわけですが、王子様気取りがなくなったウテナならいいのか?といわれるとちがう。痛々しくて見てられない。ウテナは良くも悪くも1か100なんですよね。純粋無垢で、憧れを貫き正しさに生きる初期パートと、現実を知って痛みを知って女になって…とにかくてんこ盛りな後半。初期ウテナは何も知らないくせに人の色恋沙汰に正論をスパスパ投げかけますが、後半ウテナは自分の知らない場面を想像して、黙る事ができるようになります。初期は初期でアチャー!💦となりますが後半は後半で少し寂しいですね。キャラ萌えという点では私はあまり刺さりませんでしたね。なんだろう、あくまで良き主人公なんだと思います。

ウテナの出した結論だったり起こした行動だったりは少女革命ウテナというアニメが好きなので勿論心動かされましたが、それはそれ、これはこれという。はい。

 

姫宮アンシー

 

この人のことは好きなんですねー。初期姫宮さんのビンタノルマだったり自我がない不気味なイメージが後半の嫉妬心剥き出しな姫宮さんと良い対比になってて好きです。そもそも姫宮さんのアニメですからね。嫌いなわけないです。姫宮イライラ勢のことは認知してるんですが、そちらの方々は逆にウテナの事は好きなのかな?姫宮に感情移入できるほど人を深く好きになったことはありませんが、理解は出来る感じで、数少ない台詞の1つ1つの重みだったり、2週目だとやっぱり目線が変わるじゃないですか。この時はこう思ってたんだな…とかが意外とわかりやすいんですよね。表情とか細かく描かれてて。少女革命ウテナというアニメは愛のアニメだと思ってるんですけど、始まりはアンシーからで、原罪的な存在じゃないですか。誰よりも激しい感情を持ってるはずなのに、簡単に波立つことなく常に自制できている……と思いきやウテナと牽制(関係ないですがウテナがキレキレで牽制してるの怖すぎて嫌です。)し合った後飛び降りようと=耐えられなくなってしまったアンシーの紙一重な脆さとか、ほんとに薔薇の花嫁すぎるなあ…という感じで、とにかくウテナの本筋に深みを持たせてくれるキャラなのは間違いないです。(それはそう)あと声優が上手すぎるので、意味深だなあ…を理解出来るという意味でも2週目から輝きますこの女は。そして私が樹璃さん好きな理由でもあると思います。

 

生徒会メンバー

薫幹

あまり……刺さりませんでしたね。梢も同じく。他のメンバーはもっと沢山語れるのに。。私ほんとにウテナ好きの方と話した事がないので、ミッキー推しの方の話とかめっちゃ聞きたいです。好きになりたいんですけど、あと一押し足りない感じが…。。

この人達世界を革命するのに1番近いですよね。世間、いや大人を怖がらなければ、もうすぐですよ。なんでまだこんなところにいるんだ!相思相愛だろうがよ!という感じです。あとカオルミキとかいう名前の響きがよすぎる、あとはもうほんとに無いです。やっちゃえウテナ様!

 

西園寺莢一

 

ワカメェ!!黒薔薇編のあの下りはほんとに声出ました。いやお前かい!という。あの後消えっぱなしかと思ってたから…。。トンデモDVモラハラ男かと思いきや、まさかの愛嬌キャラ。なんてことだ…。魅力を発揮するのはかなり後半なのに、最初のイメージが悪すぎて何をしても可愛げがありますね。これが噂の天沢聖司現象?でも若葉にしてる事とかほんとに最悪なんですよね。なぜ許されてるかって急にしおらしくなって一途アピし始めた事と、若葉がモブで1連の出来事をすっかり忘れているから。でもそこもひっくるめての小物感が可愛くて…いいんですね。あと蓋を開けたら冬芽を超えたかった、同等になりたかったというあまりにもピュアな考えから来ていること。ウテナは世界を革命する2人組みたいなのあるじゃないですか。愛を渡す人、渡された人(渡された人だけが渡す側になれる的な)ワカメは冬芽なんですかね。そして最終的には冬芽もワカメなんですかね。他の人達は恋愛的なものを感じるんですが、私は2人は友情だと思ってるんですね。でも情だけではなく愛もある…的な。いやー2人には是非とも世界を革命して欲しい。アニメ本編ではまだそこまで行ってなくて、分かり合えた段階に過ぎないと思います。西園寺は冬芽がいる限りは学園にいるとおもいます。なんなら私は2人組で言えばワカメと冬芽が1番好きですね。2人なら何があっても乗り越えられますよ。ええ。

 

桐生 冬芽

いやこいつの事好きにならないやつ居ないだろ…。なんか男性陣は皆モラハラ気味ですが、それがいい塩梅に後半効いてくるのがたまりませんよね。冬芽に限っては、世界を革命しようとしたというよりは、世界の果てになろうとしたわけですよね。でもあまりにもデカすぎる男、暁生に負けてしまったと…。その上自分も馬鹿にしていた有象無象と変わりなかったと…。ほんとに耐えられない屈辱、苦痛だったろうによく乗越えましたよね彼は。ウテナへの猛アピールも全てカスっていますが、自信をすっかりなくした所も、それでもアタックはするところも、前ではありえなかった手先ポジに収まってるのも可愛いです。ウテナは女がメインに描かれて男はあまり……という印象はありますが、主軸ではなくてもよく描かれていると思います。最後まで彼はウテナの王子様になろうとしたけど、俺と戦って負けたら女になれ!ではなく俺と一緒に世界の果てと戦え!と言ったなら…という事を考えますね。でも彼にはまだ西園寺がいますから、支え合っていつか学園から出て欲しいですね。それこそが桐生冬芽であると思います。冬芽が学園から出たいと言ったら西園寺は協力するだろうし、学園に留まっていても西園寺は一緒にいてくれるでしょう。そういう関係だと思うんです。なんならバラバラに学園出ていきそうなところあるのでニコイチ…では無いんですけど健全な友情感がいやあとにかく好きですね。

 

桐生 七実 

この女も嫌いな奴居ないだろ…。トンチキ回担当の女。関係ないけど喋り方とか声とか、全部好きです。全体的にトゲトゲしてるのに語尾の伸ばし方がおっとりしていたりとにかくもうピッタリ!な感じが。ウテナには2人組がある、と言いましたが、七実は貰っていない…と言うよりかは貰った自覚がないからまだあげられない人だと思っています。ウテナが好きな理由なんですけど世界を革命しなくても、居心地がよすぎる卵の殻の中にいるのは仕方ないし当然だよね……という視点が育まれているからですね。ウテナの世界はコタツで、イクニはコタツから出てやるべきことをしろ!ということをテーマにしているが、コタツがあまりにも好きすぎて、もうここでいいか、となっているのが私だ。というコメントがつべにありまして。私ももれなくそれなんですよね。で、コタツに気持ちよさそうに入っているのが七実様。七実様もいつかはしれっと学園をでるかもしれないけど、決闘なんて馬鹿馬鹿しい!とコタツから出るという事を否定しているんですよね。皆が一定ライン成長して終わり、ではなくて成長のラインが違うんですよねー。本当に、生きているみたいで良いです。なんならウテナ達もゴールと見せかけたスタートだったりしますし。この多様性?みたいなのが的確に表現されているのが七実様なので好きなのかも知れません。

 

有栖川樹璃

……もう言葉が出ないんすよね。樹璃さんが好きな理由としては、樹璃さん回の異常な完成度の高さが絶対的にあると思います。もっと言い切ってしまえば、樹璃さんはアンシーなんですよね。アンシー目線の少女革命ウテナみがあるんですよ。ウテナに最初あまりハマらなかったとき、7話の見果てぬ樹璃を見て視聴を決定したというか行く先を見届けたくなったんですよね。29話の演出の美しさはホントに涙が出るほどなんですが、樹璃さんの「願わくば、その想いが届きますように」でゲラゲラ笑ってしまうんですね、瑠花の想いは自分に向けられていたと分かっているはずなのに完全スルー。自分に都合のいい事しか見ないのか?と。奇跡なんてない。も、それの1つというか、枝織が自分の事を好きになったのに、もう想いは枝織にはないからこれは奇跡では無い。みたいな。…というか、樹璃さんの話をする時に枝織を出すなというのは無理な話なので枝織の話もしちゃいますか。枝織大好きですよ。枝織はそれこそお姫様とか王子様とかそういう価値観に取り憑かれた子なんだと思います。枝織は悪くないです。勿論樹璃さんも。枝織は庶民で樹璃さんは貴族という感じかな。樹璃さんと居たら王子様は私を選んでくれないし、貴族の樹璃さんが何故庶民の私を好きなのか…的な。貴族も庶民も枝織の思い込みではありますが、この壁は簡単に越えられないというか。樹里さんも悪くないとはいえ、樹里さんの行動が枝織の劣等感を燃やしまくるような事が多すぎて。枝織は樹璃さんが男で、王子様なら樹璃さんから向けられる好意に劣等感も持たず、お姫様として、幸せな型に収まる事が出来たはず。でも樹璃さんは女で、自分と同じお姫様で、王子様を取り合うために競う敵なんですよね。だから樹璃さんからの好意は理解できないし、受け入れられないし、劣等感に繋がってしまう。樹璃さんより優位に立ちたいと思っていた枝織は樹璃さんが実は自分が好きだったという事実を知って最初は嬉しかった、自分が優位になったと思った。それが黒薔薇編。でもそれじゃダメ、と思ったのは、それじゃ自分がお姫様にはなれないし、王子様と結ばれるという枝織の幸せの型に収まることが出来ないからですよね。それに縛られない価値観、というものを枝織は知らないわけです。樹璃さんが自分に優しくしてくれる理由は樹璃さんがお姫様ではないから。だから瑠花に飛びつきます。瑠花と結ばれる事こそが幸せだと思ってるんですよね。瑠花は樹璃さんを枝織から解放したいと願います。でも枝織も樹璃さんから解放されなければ意味ないんですよね。でないとウテナ問題(王子様お姫様思想)から逃れられないんですよ。そして樹里さんも、王子様として枝織を愛しているんですよね。でも王子様にはなれない。女の子だから。フェンシングが強い樹璃さん。男子の制服を着ている樹璃さん。樹里さんも枝織と同じく、ウテナ問題から逃れられてないんですよ。王子様を愛しているのにお姫様になれないから魔女になるしか無かったアンシー、王子様になるしかなかった樹璃さん。女の子なんて皆薔薇の花嫁みたいなものですよ、という台詞がありますが樹璃さんはまんまそれですね。樹璃さんにお姫様がお姫様と結ばれてもいいなんて思想はないんです。7話でウテナに対して樹璃さんがブチ切れているシーンがありますが、本当にことごとく地雷だったんだなと思いますじゅりさぁん…。29話の後、枝織は樹璃さんに想いを寄せるようになります。経緯は分かりませんが、詩織はウテナ問題を乗り越え、新しい価値観を見つけたんだと思います。でも樹璃さんは、そうです。スットボケます。嘘でしょ。王子様として枝織を愛せないならお姫様として瑠花にそいとげよう…ッテコト!?という感じですよ。樹璃さんがまだこの世界に居るのは、世界を革命できていないからですが、樹璃さんが王子様の役割をするということは枝織にお姫様の役をさせるということです。それでは何も解決しないわけですよ。王子様のメタファーが剣なら、革命に必要なのは剣ではありませんでした。お姫様のメタファーがドレスならドレスも必要ないはずです。樹璃さんと違って(樹璃さんと違って)枝織は革命に向けて1歩踏み出しているんですよね。フェンシング部に入部するわけですが樹璃さんに勝つため、ではなく守られるだけのお姫様からの脱却の意だと思います。枝織は一足早く自分の価値観の虚構に気付いて、変えようとしています。そして樹璃さんも一緒に。アニメ本編では樹璃さんの一歩踏み出す様子は見れませんでしたが、きっと枝織が手を差し伸べて、導いてくれるはずです…いつか2人で…輝いて。と

 

 

 

 

 

ここで終われば良かった!ここで終われば良かった!御影草時とか若葉の事も書きたいんですけどそれは②で書きます。あとウテナの価値観は私と共に成長して行くのでコロコロ変わるかも。

とりあえずヴァー!とかき出したのでほんとに拙い。ウテナの考察書いてる人はすごいなあ…。とにかく樹璃さんすきです。樹璃さんがなんか1番苦しいところで話終わりましたよね、早く解放しろ。

 

桜蘭高校ホスト部最高なんじゃ〜〜〜〜〜〜‼️

なんだこの最高なアニメは…

 

100点満点です。5点満点中。

桜蘭高校ホスト部とかいう馬鹿みたいなタイトルからは想像もつかない良作。というか、この馬鹿みたいなタイトルも後からめちゃくちゃ良い味になります。

原作に作者の制作秘話みたいなのがあって、ホスト部とかいうインパクトのある題名にすげーバカそう!これにしよう!みたいなことがあったみたいです。だから、話の展開を見通しての題名ではないと思いますが、私はそこにもなんとも言えない充足感を感じるわけですね。これは後で書きます。

 

まずホスト部、何がすごいか。

作画、脚本、演出の足の揃いようですね。

この3つの出来がいい作品だとか、3つ全て最高な作品は沢山あります。ですがホスト部は前提条件が違うわけです。どれかひとつでもかけたら桜蘭高校ホスト部はこんなに素晴らしいアニメにならなかったと断言できるくらい、作画は演出の恩恵を受け、作画は脚本の恩恵を受け…とにかく噛み合っているんですよ。

原作を読んだことのある方ならわかると思いますが、かなり改変されている部分があるんですよね。演出は勿論、セリフなどの細かいところから結末もアニオリで、なんなら桜蘭高校ホスト部、と言われて思いつくあのテンポの良さやコミカルな部分、デフォルメされているのに耽美さを感じるバランス感覚の良さ、すべてアニオリと言っても過言ではないと思います。

原作愛読者の方は少し違和感を感じたりする部分があるのでは無いでしょうか。

アニメで付加された属性要素がかなり多いのに、違和感を持たれないように脚本、演出、作画で微調整してアニメ桜蘭高校ホスト部に仕立て上げているわけです。

作画、脚本、演出、これがアニメを構成する大きな3つだと思いますが、これらの完成度、バランスが私の知っているアニメの中ではかなり高く、おすすめのアニメ、完成度の高いアニメでは桜蘭高校ホスト部が間違いないと思います。なんというか、とにかく桜蘭高校ホスト部は唯一無二なのです。

 

でも、こんな話をしたところで良さは伝わらないわけですよ。大事なのは内容!内容!内容もいいぞ!内容がいいぞ!

 

桜蘭高校ホスト部はジャンル分けするなら恋愛アニメの枠に収められるでしょう。しかし私はそうは思いません。

 

桜蘭高校ホスト部はズバリ、青春アニメなのです!!!!!!

 

……それってつまり恋愛アニメでは?

違う違う違ーーう!全然違う!(強力モーター)

 

アニメ桜蘭高校ホスト部の良さなんてものは見れば分かることなので、私なりに「ホスト部」について考えてみました。

 

冒頭、ホスト部は馬鹿みたいで面白いタイトルだと言いましたよね。それはあながち間違いでは無いんです。

主人公ハルヒは度々なんでホスト部なんてものが…というようなホスト部に対して疑惑的な態度をとっています。

桜蘭高校ホスト部の世界でも、ホスト部なんて部活は異端なわけです。そして部員達もそれを自覚している。鏡夜は父親にビンタされる始末ですが、それでもホスト部にいるわけです。

 

何故なのか?それは勿論皆環が大好きで、ホスト部が好きだからなわけですが、だからそれは何故なのか?

 

家族だからです。

 

アニメの終盤、エクレール嬢の台詞

ままごとの家族は所詮ままごと、代用品でしょ?

いいえ違います。

「本物」と「偽物」ではなく、「偽物」であることを選んだ「本物」なのです。

ホスト部は常に賑やかで仲良しで、擬似家族のような関係性を築いています。

しかしキャラクターが掘り下げられて行くにつれ、それは仕方がない事なんじゃないか、むしろ必然なんじゃないかと思うくらいの説得力が生まれてきます。

みんなふざけているようで、ホスト部をやっていることに差し迫った何かがあるわけです。

 

ホスト部の部員は、ホスト部の活動が部外者からどんな目で見られるか知っています。自分達が普通から外れていることを自覚しつつ、ホスト部でおもしろおかしく過ごしているわけです。本当は楽しくないんじゃないか?それはアニメを見れば答えは明白ですよね。皆ホスト部が好きなんです。これが全てだと思います。

 

様式はあくまでも様式でしかなく、擬似家族であっても家族に出逢えた彼等は本当に幸せだと思います。

 

ホスト部の部員は、家のルールには従わず、自分らしく生きていく姿勢を見せます。鏡夜の薔薇の絵のように、内に秘めた熱い想いを留める枷は無いのです。だからこそホスト部の部員で居る。

だからホスト部が危うくなったときは家に縛られず全力で阻止することも出来るし、周りの目を知りながらホスト部にいるのです。皆とにかくアツいのです。皆が望んでホスト部があって、ホスト部は枷では無いのです。

 

環が皆に差し伸た手が、ハルヒが環に差し伸べる形で帰ってきます。これは部員の総意と言っても間違いないでしょう。ハルヒホスト部一同の想いの結晶というか、ホスト部全員の環への感謝が具現化されたような存在なんじゃないかと思っています。

 

エクレールは環に本物をプレゼントすることができます。(本物の母親、そして家族)

しかし環が選んだのはホスト部なのです。

エクレール嬢はアニオリですが、いい味出していましたね。彼女、好きです。

 

ある面で欠けた子供達が、同じく欠けた子供達と補い合って成長していく、自分の大切なものを見つけて、守るために駆け出すことができるようになる。パーフェクツな青春アニメだと、思います。

 

 

ありがとう、ホスト部……

 

ヒカルの碁おもしろいよ!って話

めっっっっっっっちゃ面白くないか????

私は囲碁のことは何も知りません。でも

ずっとおもしろい、全部の話が面白い、おもしれー!ってしてたら終わる、なんだこれは……。

ジャンプ漫画、私が知っているものは基本的に死ぬほど引き伸ばされてる、または嘘みたいに長いんですよ。だから鬼滅とかチェンソーマンみたいに変に引き伸ばさないでサクサク話進んでササッと終わるようなやつは新鮮だなーって毎回思うわけです。サクッと終わったの、デスノートくらいしか知らなかったので…。

 

まあジャンプ漫画で連載してアニメ化も出来た囲碁漫画ってだけでまあおもろいか。囲碁とかいうマイナーなジャンルでそこまで戦えたわけだから。うん。

 

ヒカルの碁は、主人公の進藤ヒカルが囲碁大好き強強マンの亡霊、藤原佐為(以後サイ)に取り憑かれちゃって、しょうがなく囲碁を始める話です。

最初はサイに囲碁を打たせていたヒカルですが、たまたま同年代でプロに近い実力を持つ塔矢アキラと囲碁を打ち、勝ちます(もちろん打ったのはサイですが)

同年代にライバルがいなかったアキラは初心者丸出しだったヒカルに負けた事、またヒカル(サイ)の圧倒的な囲碁の実力に魅せられ、ヒカルに執着するようになります。(一貫して塔矢アキラのヒカルへの執着はやばいです。何回進藤って言ったか数えるのも面白そうですね。)

塔矢アキラの自分への執着の中に、サイしかいないことに気付き、ヒカルは囲碁を打ちたいと思うようになります。塔矢アキラはヒカルの中のサイを、ヒカルは塔矢アキラを目指して…そんな話です。

 

ヒカルがサイと出会うのは小学生で、そこから中学生、高校生……と成長していく様を見れるのもハリーポッターみたいで好きです。

まずは囲碁部、次は院生、次はプロ…というふうに強くなる度ステージが変わるんですよ、囲碁部の時はとても強かった人が院生ではボコボコにされていたり…新しい登場人物が出ても、ステージが変わったあとも、囲碁部の事を引きずってしまうくらいにはかなりキャラクター萌えもある作品だと思っています。

 

それにしてもなんでこんなにおもしいんだろー説明ができない、テンポの良さなのか?

囲碁を知らなくてもおもしろいってのは勿論あるんですけど、囲碁を通してみえる人間性だったり、情熱、、スポ根漫画みたいなものですよね。スポ根が好きな訳では無いですけど。。

誰かと向き合うために囲碁をやっている、っていう構図がすごく良いというか、まずキャラクターが全員凄く良いんですよ。モブが存在しないというか、皆で作用しあってるんです。

 

ヒカルとアキラの関係性がすごく面白いんですよね。サイを入れるとシンプルな三角関係なんですけど、サイが幽霊なので、嘘みたいに激しい矢印が一方通行で跳ね返りまくって、その終着点を知りたくなる。

サイの碁をヒカルの碁にした張本人は塔矢アキラですからね。アキラにはその責任をとってもらわないといけないわけですよ。

サイではなく、進藤ヒカルとして向き合いたくて突き進んでいくヒカル少年の無邪気さ、危うさにハラハラしつつこれから2人はどうなるんだ!?という好奇心で次の話に行く手が止まらなくなってしまう……。

そういう囲碁を通した人間のぶつかり合いがとてもいいです。囲碁を通して心理戦が行われるので、囲碁を知らなくても楽しめるわけですね。

そういう意味では三月のライオンも大好きですが、三月のライオンは主人公と周りの沢山の人達の人生の話(こんな事で収まるほどの漫画では無い)ですが、ヒカルの碁はヒカルとアキラ、生涯のライバル達のアツイ高め合い。

 

本当に無駄がないので、作業用でも何でも、とりあえず見て欲しいです。75話!と言われるとしんどいですが、ずっと面白いのでまずは見てみてください! 感想まってます!

 

 

 

 

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ここからは視聴を終えての感想になります(大きなネタバレは無し)

 

声優に対してあまり言及することはないんですけど、ヒカル役の川上とも子さん本当にさすがですよね。私は好きな声優は三石琴乃さんしかいなかったわけですが、ヒカルの碁で改めて川上とも子さんの凄さを痛感しました。ヒカルのガキっぽさだったりそこからくる不安定さ、イラッとくるようなあの感じまで全部完璧ですよね。声が好きな人は沢山居ますけど、演技でグッとくるのはかなり久しぶりだったので、これだけでも見れてよかったです。

 

話したい事は沢山あるんですけど、大きなネタバレを控えると、緒方先生と桑原本因坊の絡み!ヒカルとアキラ以外にもそんな感じ()の2人組は結構いるんですけど、この2人は作者が好きなんだろうな〜というのがジワジワ実感出来て面白かったですね。

大物感たっぷり、実際すごく強い噛ませ犬じゃない桑原本因坊先生と、常に白スーツでクールで余裕がある男…と見せかけてかなり熱くなりやすいというテンプレなのに王道が故にかっこいい緒方先生……しかもメガネ。属性てんこもりやめろ。

 

酔ったらすぐ言葉使いは悪くなるしクソジジイ呼ばわりしたりアキラとの対局後肩震わせながら捻り出した言葉だったり、余裕が無いとかなりわかりやすいのも好きです。ヒカルとアキラが主軸で私もそこをメインに楽しませて貰ったわけですが、その次に面白かったのはこの2人ですね、なんだかんだ仲良いんじゃん笑みたいな、後半になるとまた一緒にいる!ってホッコリできますよね。ヒカルとアキラはこれからなわけですけど、この2人は成熟後って感じですきです。もっと2人の絡みがみたかったなー。スピンオフ永遠に出してくれ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナイトインソーホー

え〜最近なんにも書いてないから、書こう!と思ったけど、最近観た映画がこれしかない、アセアセアセ

ほんとに、サンディが可愛いから許すよ!という映画だった

劣化版パーフェクトブルーみたいな…?

ホラーかと思ったら、性被害うんたらかんたらをテーマにした重い映画でした。かと言って、そっち方面に舵を振り切れてないから中途半端かなあ。

ご都合主義も多少はしょうがないけど、話の進展はすへでご都合主義でゴリ押す感じにはツッコミ待ちか!?!?となってしまった。

意地悪してくる人は皆白人で、嘘みたいに優しい謎の理解ある彼くんは黒人でアッ笑となってしまうひねくれた人なのでおしまい。うーん、、昨日見たはずなんですけど、、捻り出すか。。

 

おばあさんの正体!喋らないんじゃない!喋れないんだ!ウッ!暗転する視界!ウォー!行け行け!臨場感たっぷり!エッ!?もう起きれるんかい! ファイアー!結局ファッションショー大成功、なろう小説か?良かったね!フフフ!

 

サンディが死ぬ?直前、あのー主人公(名前覚えてない)が書いた尖り散らかしてる時の自分と目が合う演出と最後、鏡をツンとするところは好きでした。でも基本的に詰めが甘いし、主人公馬鹿すぎるし黒人彼くんは寛容すぎるし色々雑なのでそこら辺推敲して出直してください

 

 

 

 

後方批評家面無価値オタク

 

見たぞ!オマツリ男爵

やっと見れました!!細田守のワンピース!

なんか問題作とかトラウマ必須がどうとか、ワンピースじゃないとか、悪名高いオマツリ男爵。

 

私、細田守作品はある1点で分かれるものだとおもうんですね。まあ、わかるでしょうけど、、、、そうです、脚本を細田守が書いているか、別な人に任せているか。

そこで映画の出来が大きく変わります。そしてこのオマツリ男爵ですが、細田守が脚本をかいていないんです!それだけで狂喜乱舞、期待大です。

細田守が別名義のときの作品から私は彼の演出が好きなんです。そして2005年の作品ということで期待も膨れ上がります。ジブリハウルの件で揉めたあとの映画ですからね!

結論としてはその件もかなり重要な要素になっているんじゃないか?と思います

 

まず初めにこれがワンピース映画かどうかという話ですね。自己満オナニー作品だとか、こんなのはワンピースじゃないとか…でも私はこれはこれでしっかりワンピースだと思いましたよ!

というか細田守を色濃く感じつつ、ワンピースのキャラも型崩れしていないというか。

 

1つ気になったことといえば、麦わらの一味が何故か殺気立っていて、特にゾロとサンジの仲の悪さ笑

劇中では明言されていませんでしたが、ナミさんが「いつもはこんなに怒ったりしないのに、何故だろう?」的なことを言っているんですね。もしかしたらあの島全体に何か特別な力が作用していたのかな?とにかくボス戦のためにルフィを1人にする必要がありますし、映画のために必要だったんでしょうね。

ならばこそ!!どうしてあそこまで分かりやすく殺伐としていたのかの辻褄合せは欲しかったです。

でもこれがオナニーだと言いきれない点もあって、そりゃあんなに雰囲気悪い麦わらの一味は見たく無いですけど、しっかりと原作のキャラクターの要素を拾っていると思うんですよね。

ルフィには強いナミさん、ルフィの仲間への信頼度を示す発言のあと分かりやすくやる気を出すゾロ、ルフィを信頼しているロビン、料理のシーンのサンジ、、、あとこれは怒られそうなんですけど、ウソップは特にこの映画の恩恵を受けていると感じました。 私、「ウソップ、お前、船降りろ」ネタとか大好きなんですよ。原作でも影薄くない?って感じるし、最悪いなくても成り立つだろくらいには思ってるんですね。

でもこの映画でウソップは必要不可欠なんだなーとぼんやり感じました。まあナミさん達がイライラしているからこそ仲介役として駆り出されてるだけなんでしょうけど…

それでも、ウソップに対して、感謝に近い感情を抱いたのはこの映画が初めてです(最悪)

 

それと、作画のおかげかデフォルメされた演出やギャグ調の進め方がとても馴染むんですよね。

その流れと例のナミさんの発言に乗ってしまえば割とキャラの矛盾した行為(飯を食わせないサンジなど)もそんなもんか〜って流せるというか。コミカルなシーンとシリアスの塩梅もよく、キャラデザも最初はびっくりしましたが、作画はとっても良くて感動しました。

 

特に2回目の地獄の試練?の時のゾロとサンジ!

肉弾戦では魅せてくれましたね〜。しなやかな体躯の躍動!

回し蹴りなどアクロバティックな動きだけでなく、細やかなサンジの髪の毛の揺れが本当に美しくて、見るだけでサラサラなんだろうな…と感じさせられました。この時の2人は異常に仲悪いです。そこもまた面白い。

鬼斬を下駄?かなんかを投げられただけで止められるゾロも面白かったし、なんと言ってもゾロとサンジが適わなかった相手を(漁夫の利ではありますが)倒すウソップ!頼りになりますね。さすがです。

とにかく私はキャラクターが型崩れしている印象は感じませんでした。というか、ギリギリで崩れていない感じかな💦ちょっと危ういですが、それも鬼のテンポで誤魔化しているので、OKです。

 

オナニーで言えば、adoのコンサートと化したワンピースはどうなんでしょうね?いくらウタの歌唱部分の影響力が強かったとしても、ウタ=adoではないのにadoの誕生日だけを祝ったり、ウタのMVをadoの方で出したり。それこそ私物化なのではないでしょうか。それでもREDはれっきとした公式の映画ですし、RED以外のワンピースも映画だから自由にやっている要素はあります。

だからまあ、、、これが肌に合わなかった人はドンマイって感じですね。

ワンピース特有の仲間意識だとか、強い絆!結束!みたいなのが得意でなければないほど好きなんじゃないですかねこの映画。

私は原作のあのノリも好きですけど。なんというか、映画を客観視するたちなので、ワンピースうんぬんよりも映画として見て、それで好みだったから全部オールオッケーにしてるフシがあります。ツラツラ書いたけど、苦手って人の意見も十分わかる。

では次、最初に言った細田守ジブリの件について。知らない人は細田守 ハウル とかでググってください。はい。

 

あれがあったあと細田守は長期間病んでいたらしいんですけど、それがモロに映画に反映されているなーと思いました。オマツリ男爵が細田守なのかなー?あと、ルフィとオマツリ男爵の対比も好きでした。私、ルフィも仲間を全員失ったらオマツリ男爵ルートもあると思うんですよね

。ルフィの仲間思いって一種の狂気を感じるというか、原作でも、ルフィは航海に出るまではかなり孤独だったと思うんですよ。だからこその仲間思いというか…。ルフィには海賊王を目指すという目標がありますが、仲間を全員失ったらオマツリ男爵のように仲間のために他者を犠牲にしてしまう可能性もあったり?ルフィは未来を見ていますが、オマツリ男爵は過去に囚われていて、ルフィが過去に囚われる様など想像もつきませんが、それも仲間が居てこそなのかなとか。

 

あと!

 

かなり嬉しかったことがあって。細田守が別名義のときの作品から好きだって言いましたよね?

ルフィがリリーカーネーション(オマツリ男爵の肩に乗ってるやつじゃないほう)蹴っ飛ばしたあとにそれが弓にかわって、ルフィの方を一斉に向くシーンがあるじゃないですか。

そこがかなり少女革命ウテナのアンシーの100万本の剣のシーンと酷似していましたよね!

 

そこでテンションがかなりあがりましたー。あそこの絵コンテ細田守ですもんね?なんなら過去に囚われる敵役も、御影草時ぽいですし(これはこじつけ)

 

細田守が病んでいてかなり自己投影していたおかげか、私が欲しい細田守を過剰摂取することが出来ました。脚本はやらないで欲しいけど、絶対。