少女革命ウテナの好きなキャラ理論①

考察とかは俺がしなくてもさ笑皆してるからさ笑

ウテナのキャラクターのここが好きって話しようぜ!!なあ!!

 

私は誰が好き?と聞かれたら有栖川樹璃と即答しますが、七実様もワカメも暁生も御影草時も若葉も大好きなんです〜でも好きの種類が違う、私の中の少女革命ウテナというアニメを象徴するような女が有栖川樹璃なので、だから彼女なのかもしれない。皆さんもそうじゃないですか?ウテナワールドにどっぷりな人はキャラクターに心酔してる人が多いと思ってます。ウテナは1種のキャラ萌えアニメだと思ってるので。ウテナ好きな人と会ったことないから話したこともないけど…(……)

 

天井ウテナ

 

嫌いでは無いけど好きでは……ないです(え!?)

いやほんとに嫌いでは無い……キャラデザも大好きですが、王子様気取りがちょっとしんどい、私は若葉が大好きでかなり感情移入してたんですよね。だから黒薔薇編もアーッ!ってなりながら見ていたわけですが、王子様気取りがなくなったウテナならいいのか?といわれるとちがう。痛々しくて見てられない。ウテナは良くも悪くも1か100なんですよね。純粋無垢で、憧れを貫き正しさに生きる初期パートと、現実を知って痛みを知って女になって…とにかくてんこ盛りな後半。初期ウテナは何も知らないくせに人の色恋沙汰に正論をスパスパ投げかけますが、後半ウテナは自分の知らない場面を想像して、黙る事ができるようになります。初期は初期でアチャー!💦となりますが後半は後半で少し寂しいですね。キャラ萌えという点では私はあまり刺さりませんでしたね。なんだろう、あくまで良き主人公なんだと思います。

ウテナの出した結論だったり起こした行動だったりは少女革命ウテナというアニメが好きなので勿論心動かされましたが、それはそれ、これはこれという。はい。

 

姫宮アンシー

 

この人のことは好きなんですねー。初期姫宮さんのビンタノルマだったり自我がない不気味なイメージが後半の嫉妬心剥き出しな姫宮さんと良い対比になってて好きです。そもそも姫宮さんのアニメですからね。嫌いなわけないです。姫宮イライラ勢のことは認知してるんですが、そちらの方々は逆にウテナの事は好きなのかな?姫宮に感情移入できるほど人を深く好きになったことはありませんが、理解は出来る感じで、数少ない台詞の1つ1つの重みだったり、2週目だとやっぱり目線が変わるじゃないですか。この時はこう思ってたんだな…とかが意外とわかりやすいんですよね。表情とか細かく描かれてて。少女革命ウテナというアニメは愛のアニメだと思ってるんですけど、始まりはアンシーからで、原罪的な存在じゃないですか。誰よりも激しい感情を持ってるはずなのに、簡単に波立つことなく常に自制できている……と思いきやウテナと牽制(関係ないですがウテナがキレキレで牽制してるの怖すぎて嫌です。)し合った後飛び降りようと=耐えられなくなってしまったアンシーの紙一重な脆さとか、ほんとに薔薇の花嫁すぎるなあ…という感じで、とにかくウテナの本筋に深みを持たせてくれるキャラなのは間違いないです。(それはそう)あと声優が上手すぎるので、意味深だなあ…を理解出来るという意味でも2週目から輝きますこの女は。そして私が樹璃さん好きな理由でもあると思います。

 

生徒会メンバー

薫幹

あまり……刺さりませんでしたね。梢も同じく。他のメンバーはもっと沢山語れるのに。。私ほんとにウテナ好きの方と話した事がないので、ミッキー推しの方の話とかめっちゃ聞きたいです。好きになりたいんですけど、あと一押し足りない感じが…。。

この人達世界を革命するのに1番近いですよね。世間、いや大人を怖がらなければ、もうすぐですよ。なんでまだこんなところにいるんだ!相思相愛だろうがよ!という感じです。あとカオルミキとかいう名前の響きがよすぎる、あとはもうほんとに無いです。やっちゃえウテナ様!

 

西園寺莢一

 

ワカメェ!!黒薔薇編のあの下りはほんとに声出ました。いやお前かい!という。あの後消えっぱなしかと思ってたから…。。トンデモDVモラハラ男かと思いきや、まさかの愛嬌キャラ。なんてことだ…。魅力を発揮するのはかなり後半なのに、最初のイメージが悪すぎて何をしても可愛げがありますね。これが噂の天沢聖司現象?でも若葉にしてる事とかほんとに最悪なんですよね。なぜ許されてるかって急にしおらしくなって一途アピし始めた事と、若葉がモブで1連の出来事をすっかり忘れているから。でもそこもひっくるめての小物感が可愛くて…いいんですね。あと蓋を開けたら冬芽を超えたかった、同等になりたかったというあまりにもピュアな考えから来ていること。ウテナは世界を革命する2人組みたいなのあるじゃないですか。愛を渡す人、渡された人(渡された人だけが渡す側になれる的な)ワカメは冬芽なんですかね。そして最終的には冬芽もワカメなんですかね。他の人達は恋愛的なものを感じるんですが、私は2人は友情だと思ってるんですね。でも情だけではなく愛もある…的な。いやー2人には是非とも世界を革命して欲しい。アニメ本編ではまだそこまで行ってなくて、分かり合えた段階に過ぎないと思います。西園寺は冬芽がいる限りは学園にいるとおもいます。なんなら私は2人組で言えばワカメと冬芽が1番好きですね。2人なら何があっても乗り越えられますよ。ええ。

 

桐生 冬芽

いやこいつの事好きにならないやつ居ないだろ…。なんか男性陣は皆モラハラ気味ですが、それがいい塩梅に後半効いてくるのがたまりませんよね。冬芽に限っては、世界を革命しようとしたというよりは、世界の果てになろうとしたわけですよね。でもあまりにもデカすぎる男、暁生に負けてしまったと…。その上自分も馬鹿にしていた有象無象と変わりなかったと…。ほんとに耐えられない屈辱、苦痛だったろうによく乗越えましたよね彼は。ウテナへの猛アピールも全てカスっていますが、自信をすっかりなくした所も、それでもアタックはするところも、前ではありえなかった手先ポジに収まってるのも可愛いです。ウテナは女がメインに描かれて男はあまり……という印象はありますが、主軸ではなくてもよく描かれていると思います。最後まで彼はウテナの王子様になろうとしたけど、俺と戦って負けたら女になれ!ではなく俺と一緒に世界の果てと戦え!と言ったなら…という事を考えますね。でも彼にはまだ西園寺がいますから、支え合っていつか学園から出て欲しいですね。それこそが桐生冬芽であると思います。冬芽が学園から出たいと言ったら西園寺は協力するだろうし、学園に留まっていても西園寺は一緒にいてくれるでしょう。そういう関係だと思うんです。なんならバラバラに学園出ていきそうなところあるのでニコイチ…では無いんですけど健全な友情感がいやあとにかく好きですね。

 

桐生 七実 

この女も嫌いな奴居ないだろ…。トンチキ回担当の女。関係ないけど喋り方とか声とか、全部好きです。全体的にトゲトゲしてるのに語尾の伸ばし方がおっとりしていたりとにかくもうピッタリ!な感じが。ウテナには2人組がある、と言いましたが、七実は貰っていない…と言うよりかは貰った自覚がないからまだあげられない人だと思っています。ウテナが好きな理由なんですけど世界を革命しなくても、居心地がよすぎる卵の殻の中にいるのは仕方ないし当然だよね……という視点が育まれているからですね。ウテナの世界はコタツで、イクニはコタツから出てやるべきことをしろ!ということをテーマにしているが、コタツがあまりにも好きすぎて、もうここでいいか、となっているのが私だ。というコメントがつべにありまして。私ももれなくそれなんですよね。で、コタツに気持ちよさそうに入っているのが七実様。七実様もいつかはしれっと学園をでるかもしれないけど、決闘なんて馬鹿馬鹿しい!とコタツから出るという事を否定しているんですよね。皆が一定ライン成長して終わり、ではなくて成長のラインが違うんですよねー。本当に、生きているみたいで良いです。なんならウテナ達もゴールと見せかけたスタートだったりしますし。この多様性?みたいなのが的確に表現されているのが七実様なので好きなのかも知れません。

 

有栖川樹璃

……もう言葉が出ないんすよね。樹璃さんが好きな理由としては、樹璃さん回の異常な完成度の高さが絶対的にあると思います。もっと言い切ってしまえば、樹璃さんはアンシーなんですよね。アンシー目線の少女革命ウテナみがあるんですよ。ウテナに最初あまりハマらなかったとき、7話の見果てぬ樹璃を見て視聴を決定したというか行く先を見届けたくなったんですよね。29話の演出の美しさはホントに涙が出るほどなんですが、樹璃さんの「願わくば、その想いが届きますように」でゲラゲラ笑ってしまうんですね、瑠花の想いは自分に向けられていたと分かっているはずなのに完全スルー。自分に都合のいい事しか見ないのか?と。奇跡なんてない。も、それの1つというか、枝織が自分の事を好きになったのに、もう想いは枝織にはないからこれは奇跡では無い。みたいな。…というか、樹璃さんの話をする時に枝織を出すなというのは無理な話なので枝織の話もしちゃいますか。枝織大好きですよ。枝織はそれこそお姫様とか王子様とかそういう価値観に取り憑かれた子なんだと思います。枝織は悪くないです。勿論樹璃さんも。枝織は庶民で樹璃さんは貴族という感じかな。樹璃さんと居たら王子様は私を選んでくれないし、貴族の樹璃さんが何故庶民の私を好きなのか…的な。貴族も庶民も枝織の思い込みではありますが、この壁は簡単に越えられないというか。樹里さんも悪くないとはいえ、樹里さんの行動が枝織の劣等感を燃やしまくるような事が多すぎて。枝織は樹璃さんが男で、王子様なら樹璃さんから向けられる好意に劣等感も持たず、お姫様として、幸せな型に収まる事が出来たはず。でも樹璃さんは女で、自分と同じお姫様で、王子様を取り合うために競う敵なんですよね。だから樹璃さんからの好意は理解できないし、受け入れられないし、劣等感に繋がってしまう。樹璃さんより優位に立ちたいと思っていた枝織は樹璃さんが実は自分が好きだったという事実を知って最初は嬉しかった、自分が優位になったと思った。それが黒薔薇編。でもそれじゃダメ、と思ったのは、それじゃ自分がお姫様にはなれないし、王子様と結ばれるという枝織の幸せの型に収まることが出来ないからですよね。それに縛られない価値観、というものを枝織は知らないわけです。樹璃さんが自分に優しくしてくれる理由は樹璃さんがお姫様ではないから。だから瑠花に飛びつきます。瑠花と結ばれる事こそが幸せだと思ってるんですよね。瑠花は樹璃さんを枝織から解放したいと願います。でも枝織も樹璃さんから解放されなければ意味ないんですよね。でないとウテナ問題(王子様お姫様思想)から逃れられないんですよ。そして樹里さんも、王子様として枝織を愛しているんですよね。でも王子様にはなれない。女の子だから。フェンシングが強い樹璃さん。男子の制服を着ている樹璃さん。樹里さんも枝織と同じく、ウテナ問題から逃れられてないんですよ。王子様を愛しているのにお姫様になれないから魔女になるしか無かったアンシー、王子様になるしかなかった樹璃さん。女の子なんて皆薔薇の花嫁みたいなものですよ、という台詞がありますが樹璃さんはまんまそれですね。樹璃さんにお姫様がお姫様と結ばれてもいいなんて思想はないんです。7話でウテナに対して樹璃さんがブチ切れているシーンがありますが、本当にことごとく地雷だったんだなと思いますじゅりさぁん…。29話の後、枝織は樹璃さんに想いを寄せるようになります。経緯は分かりませんが、詩織はウテナ問題を乗り越え、新しい価値観を見つけたんだと思います。でも樹璃さんは、そうです。スットボケます。嘘でしょ。王子様として枝織を愛せないならお姫様として瑠花にそいとげよう…ッテコト!?という感じですよ。樹璃さんがまだこの世界に居るのは、世界を革命できていないからですが、樹璃さんが王子様の役割をするということは枝織にお姫様の役をさせるということです。それでは何も解決しないわけですよ。王子様のメタファーが剣なら、革命に必要なのは剣ではありませんでした。お姫様のメタファーがドレスならドレスも必要ないはずです。樹璃さんと違って(樹璃さんと違って)枝織は革命に向けて1歩踏み出しているんですよね。フェンシング部に入部するわけですが樹璃さんに勝つため、ではなく守られるだけのお姫様からの脱却の意だと思います。枝織は一足早く自分の価値観の虚構に気付いて、変えようとしています。そして樹璃さんも一緒に。アニメ本編では樹璃さんの一歩踏み出す様子は見れませんでしたが、きっと枝織が手を差し伸べて、導いてくれるはずです…いつか2人で…輝いて。と

 

 

 

 

 

ここで終われば良かった!ここで終われば良かった!御影草時とか若葉の事も書きたいんですけどそれは②で書きます。あとウテナの価値観は私と共に成長して行くのでコロコロ変わるかも。

とりあえずヴァー!とかき出したのでほんとに拙い。ウテナの考察書いてる人はすごいなあ…。とにかく樹璃さんすきです。樹璃さんがなんか1番苦しいところで話終わりましたよね、早く解放しろ。